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楽しく走る!

キャンバー調整

キャンバー調整

春、麗な今日この頃、ようやく愛車も冬足からの履き替えを済ませ、やれやれと思っていました。
しかし冬タイヤに残された溝は、愛車の状態を、明確に示していました。

フロント側は、まあ、均等に減っています。しかしリア側は、明らかな偏磨耗。
内側と外側では、溝の深さが全く違いました。
以前、履いていたタイヤが偏磨耗しているのも知っていました。
しかし今回のは、本当に酷い。これは、早々に対処せねばと思いました。

クルマに乗っていれば自然に設定されていたホイールアライメントは狂うものだということは 頭のどこかで判っていますが、やっぱり
認めたくないものですねぇ・・・。
とはいえ、逃げていても問題解決になりませんので、前向きに検討しませう。

一番、手っ取り早いのは、設備的に考えるとショップに任せてしまうのが一番でしょう。
しかし、そこは究極の週末整備仁を目指す&自称するブルーTA。
愛車の構造に、全く触れないで他所さまに委ねるなんて
そんな美味しいことを放っておくなんてできません。
どうせ調整に出すのなら、適当に遊んでから調整してもらっても一緒だろうと 悪い癖抑えられない好奇心、が出ました。
それに今回のはリア側。フロント側のようにシビアなものではないと タカをくくって作業を始めました。

・・・とはいえ、意外に慎重な面もあったりするブルーTAが最初に始める作業は
資料集め。
判らないまま始めて、困ったチャンになってしまうのだけは避けたいからです。
・・・しか~し。
ロア・アームの根元に在る偏心ボルトでアライメント調整するのは分かったのですが
手持ちの資料では調整手引きになりそうな資料は見つかりませんでした。
アライメントの事で掲載されているのは、偏心ボルトの存在と、ショップに任せることばかり。
・・・そういえば、最近、立ち読みしたオートメカニック誌に
ロードスターのアライメントの事が 掲載されていることを思い出し、本屋に駆け込みましたが
先月号でした。
販売されていたオートメカニック誌には調整云々について触れてなく、結局、資料集めは不発に終わりました。

・・・このまま手をこまねいていても仕方ないので、とりあえず作業を開始しました。 最初に始めたのは、現状のアライメントの把握。
ヤフオクで入手した簡素なアライメントゲージを手にし、平坦な場所で測定しました。結果は・・・。

  • トーアウト 早見票圏外(笑)
  • キャンバー 左3度 右3度半
もう出鱈目です・・・。ちなみに設定値は・・・。
  • トーアウト 0度18分±18分
  • キャンバー -0度45分±30分
・・・さて、作業開始です。リア側だけリフトアップしてウマを噛まし
昨日、買ってきたアルミ蒸着スポンジシート(名称しらない)を敷いてロア・アームの根元にある 偏心ボルトを、よ~く観察しました。
手持ちの資料では、ロア・アームの偏心ボルトの二本を緩め
目盛を動かすだけで、トー&キャンバーの変更が出来る、と記してありました。
とりあえず、ナットを緩めてみました。
使ったものは17&19のメガネレンチ。と17ミリのメガネレンチ。
この二つを使って、偏心ボルトを緩めます。
最初に緩めるのは、ナット。ボルトを緩めようとしても、緩みませんでした。
要らない労力と機材を投入して、この結論を得ましたよ、ええ。 (まっとうなやり方でやれば、意外にスンナリ緩む。やっぱ素人さまだから・・・)
緩めた偏心ボルト&ナットを動かす。
・・・なる~ほど。確かにロア・アームの緩めたボルトorナットを回すと
目盛の付いた偏心ボルトが動く。同時にリアタイヤも
かた、こと。
・・・っと引っ張られるように、動く。ふぅ~ん。っと感心しながら
キャンバー角度を減らす方向にもってゆくには、どちらに回せば良いか潜りながら考える。
・・・案外、落ち着くんですよね。クルマの下って。なんでだろ~?(プチ古)
リアのロア・アーム偏心ボルト ・・・で、こうなりました。(←) 目盛を動かす前にペイントマーカーでボルト頭側、ナット側両方に合わせマークを書き込み
ナット側の目盛を ひとつ、外側に出しました。
ナット側と書いたのはボルト頭側にも目盛があるのですが、そっち側は無視してしまったからです。
本来なら両方とも、合わせるべきなのかも知れませんが、い~んです。(知識がないから、よくわからない)
・・・とは云うものの、厳密には目盛で、どうこうする物ではないらしいです。
テスターに出た数値変化に合わせて、調整するのが、本当らしいです。
んなもん、こちとら持ち合わせていないので、当然、目分量の仕事しか出来ましぇ~ん。
とりあえず一目盛りだけずらして固定しました。
ウチの整備スペースで平坦な場所は無いので 空いているアスファルト道までクルマを移動させ ヤフオクで入手した簡素な、アライメントゲージで測定してみると・・・。
僅かに改善傾向にありました。
資料によるとキャンバーは-0度45分±30分くらいですが、調整前は3度と3度半くらいありました。
それが2度半と3度になりました。
トーイン・・・リア側はトーアウトですが、こちらも資料では0度18分±18分ということですが
調整前はアライメントゲージの早見票の圏外(笑)でしたが、早見票の3度の数値になりました。
・・・どっちにせよ、狂いまくっていることには変わりありませんので、
日暮れまでに時間もありましたので、もう一目盛り、 やはりナット側の目盛を外側に振ってみました。
結果はトーアウト2度くらい。キャンバーは2度と2度半くらいになりました。
当然ながら、まだ改善の余地はありますし、作業自体はカンタンですから、チョコチョコやってもいいかな?っと思いました。
ちなみにこの状態で走っても、特に変化ナシ、でした。(リアタイヤだからね)
もしショップに頼む場合は、ロードスターを得意とするショップまで足を伸ばすつもりです。

追加事項 04/4/17
先週の作業の続きをば・・・。
再度、測定をしました。測定値は変わらず、です。
前回の作業で判ったのですが、座金に刻まれている目盛は、コンマ5度くらいで刻まれているようです。
よって規定値まで持ってゆくことは無理っぽいなぁ~・・・っと考えていました。
実際、トーアウト、キャンバーともにゼロ付近に持ってゆくことは出来ませんでした。
それでも・・・。
トーアウト1度~1.5度の間、キャンバーは1度と1.2,3くらい。
・・・これでしばらく誤魔化そうと思います。(笑)

しかし、このままでは悔しいので検索猿人で調べましたら、それなりの成果がありました。
アライメントが狂った理由で、ぼんやりと考えていたのは、ブッシュ類のへたり。
ただ、ブッシュ交換って手間賃がかなり取られるので自分で行いたいところです。
今までの情報だとブッシュの差し換えには油圧プレスが必要だということでしたが
ブッシュを押さえるカラーさえあれば、ネジでグリグリでも外せるそうなので、俄然、DIY魂(やる気)が出てきました!
・・・とはいえ、ブッシュ全てを交換するにも、結構な出費と手間が喰われるので
問題になっているリア回りからはじめよぉかなぁ~?(フロント回りも危ないかなぁ~?)
これなら出来そう、な気がする(かも)・・・。(ちょっと弱気)
ついでだから、闘魂キャンセラー(トーコンブッシュ)でも、入れちまうか?


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2004/4/11 作成
2004/4/17 更新



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